執行部提案の議案の審議・採決の前に、
一年間の議会構成を決定するべく、正・副議長の選任、監査委員の選任、常任委員会・特別委員会正副委員長及び、委員の選任を行いました。
すでに、
これらの役員人事については、6会派の代表による代表者会議で、合意による解決を目指し、下打ち合わせが行われてきたところですが、
本日も最終の代表会議が朝8時半から6会派の代表で行われました。
私は無所属という立場ですので、この会議には参加できませんが、
会議に臨む会派(とりまとめの会派)代表には、
1.基本的にこの最終会議で合意による決定を目指して頂きたい。
2.その場合に、県民の民意がなるべく忠実に反映される結果が望ましい。
3.具体的にその民意とは、第一会派から議長、第二会派から副議長という形がベストではないか。
という旨を昨日の時点で伝えておきました。
会議では、この基準で話合いを進めて頂きましたが、
正・副議長の決定に至っては合意に至りませんでした。
従って、
正・副議長については、純粋に選挙になったわけですが、
この投票についても私としては、上記基準で行動致しました。
正議長については、
第一会派である自民党・湖翔クラブの辻村克氏に投票(23+1の24票獲得)
副議長については、
第二会派である民主党・県民ネットワークの西川勝彦氏に投票したところです。
私の一票で、どちらも決まるので、この形で行くと思っていたのですが、
副議長の選出については、
いわゆる民主党・びわこねっと・共産党の三派連合が、沢田たか子氏で一致して投票したため、23票と私の一票がずれてしまい、相手方3派の梅村正氏の23票と同数となったため、くじ引きとなり、結果、梅村氏が副議長に選任されました。
私としては、
事前に、副議長については、第二会派の民主党さんでと複数の方に伝えていたので、当然そういう纏め方だと思っていましたし、沢田たか子氏で行く旨を三派のどなたからも聞かせて頂いていなかったので、正直投票結果を見たときにはびっくりしました。
常任委員会・特別委員会の委員割り振り、正副委員長ポストについては、ドント方式により、少人数会派も公平に配分を行うという、民主的な滋賀県議会であるだけに、
正・副議長ポストについても、
2年前の県議会議員選挙で示された民意を的確に反映する形が、議会の構成議員それぞれにとっても、県民の皆さんにとっても結果を受け入れやすく、わかりやすく、民主主義のルールからしても適正かなと思っていたため、
正直なところ、その形にもっていけなかったのは、残念であり、反省もしています。
ただ、第一会派から議長を選出しているため、
議場の平場に座っている人数は、いわゆる三派+1が24対相手側22という構図なので、議案審議の場合のバランスにおいては、メリットもでてくるかと思います。
いずれにせよ、
この二年、
春のこの役員人事の臨時議会で、
延会、徹夜までして、膨大な時間と労力と経費を、議会側も県庁サイドも費やしていたことを思うと、
本日、時間延長はあったものの、
夕方には、散会できたのは、よかったのではないでしょうか。
もともと、
地方政府は
二元代表制をとっているのですから、
こういう所に時間をかけすぎるのではなく、
場を作った上で、
県政課題の解決に向けて、執行部と切磋琢磨することが第一であります。
議長には、就任の挨拶で述べられた
「公正かつ円滑な議会運営」を忘れることなく
今年一年の議会運営をしっかりとして頂きたいものです。