衝突された「清得丸」の乗組員の親子は未だ発見されていません。
事故直後の報道とは異なり、日が経つにつれて新たな事実がどんどん出てきていますが、
いずれにせよ、イージス艦側に過失があるのは間違いない模様。
それにしても、
既に4隻が就航している金剛型イージス艦の改良型で、最新鋭の「あたご」、いわば海上自衛隊の象徴とも言うべき艦がこのような事故を起こすとは、
昨年来の防衛省の不祥事をまさに象徴する出来事となってしまったわけです。
事故の内容もそうですが、事故後の防衛省の通報連絡体制の不備などの危機管理の問題も含め、数多くの問題を提起しています。
おそらく、連日世界各国へこの事故の続報が配信されていると思いますが、
日本近辺の、「かの国々」の首脳はどんな思いでこれらのニュースを見ていることでしょうか。
台湾の総統選挙を控えた東アジア地域において、この時期にこのような事故が起きる、事故を起こすことの意味。
一連の防衛省の不祥事で、現場の一人一人も「士気」が低下し、「あほらしくてやっていられない」というような空気が蔓延しているとしたら、、、、
いずれにせよ
国を守る船によって、同胞が乗り組む船が「撃沈」されてしまったことは事実であり
寒く、冷たい冬の海を未だにさまよっているお二人とそのご家族を思うと、、、
海の男の
「シーマンシップ」
自衛隊員には、
まさに
「矜持」を見せて欲しいものです。