ここ数年は荒れた成人式の話題ばっかりでちょっとがっかりやったけど、
昨日、今日の各地の報道を見る限り、しっかりとした二十歳の人が多くて、安心というか嬉しい気持ちになりました。
何でかというと、私、「最近の若いやつらは。。。」といつも口癖のように言う人達が嫌いで、若い人らには、そんな言葉気にせず、思いっきり元気にがんばって欲しいからです。
ある会場でのインタビューに、新成人の女の子がこんなふうに答えてました。
「これからは、『じりつ』が大事だと思っています、自分で立つこと、自分を律すること、それが大人だと思うので、そうなれるようにがんばります」
ルックスは至極今風の子だったけど、こんなコメントできる時点で立派に「成人」やと思います。
一方、北の大地、夕張市では財政破綻のため、成人式費用が一万円しか確保できず、このため新成人の有志が手作りの「成人祭」を企画・実行しました。
その様子が追跡ルポで放映されていました。
実行委員の熱意のおかげで、夕張市民や全国各地からの募金は二百数十万円にのぼり、市の施設を自分達で飾り付けし、司会進行も自分達で取り仕切る。
北海道経済が厳しい中、地元を出て札幌や異郷で働き、学んでいる仲間も帰ってきて
「夕張で成人祭に参加できたことを誇りに思います」
と涙。
思わずもらい泣きですわ。
彼らは財政破綻に何の責任も無い。
でも、地元を愛し、ふるさとを誇りに思い、
新成人として、社会に参加していく。
若い人は社会に出る不安よりも、希望を強く持っている。
だとするならば、そんな若い世代が夢を追い、活動できる場をやっぱり作っていかないと。
ルーキーの皆さん、一緒にがんばりましょ!