国道でありながら、永源寺ダム湖周辺が特に狭隘でその改良が望まれ、これまで改良工事を進めてきたところですが、その中のビッグプロジェクトの一つがこのほど完成し、本日供用開始を迎えました。
三日月知事の代理で挨拶に立たれた桑山県土木交通部長は、「平成一桁の頃、県庁道路課で改良工事の計画策定に携わり、また橋梁の専門家としても携わってきた。その意味で本日の開通式は本当に感慨深い」と述べられ、技術者としての矜持も示して頂きました。
センターの橋脚から左右に橋桁を延ばしていく「やじろべえ工法」で施工されたところ、工事途上では、橋脚部の下に予測以上の硬質な岩盤が出て、文字どおりの難工事ではありましたが、何とか本日を迎えたところです。
3年前に三重県境の「石榑トンネル」が開通し、既に大型車の通行はそれまでの10倍以上と、産業振興においても、また観光振興においても、大きな力を発揮している国道421号(八風街道)。
早期に全改良工事区間が施工できますよう、また関係者一同頑張って参ります。