平成21年度~23年度まで、文部科学省の研究開発学校に指定された同校では、発達障害生徒を中心に、学習上・生活上の困難のある生徒を対象にした、指導方法・内容の研究を実践してこられました。
その集大成の発表会。北は北関東の群馬県、南は九州の宮崎県まで、全国各地から、特別支援教育に取り組んでおられる、学校関係者、医療・福祉関係者約70名が同校に参集。滋賀県議会からは、私の他に、奥村議員、梅村議員、粉川議員が参加。
公開授業では、SET(セルフ・エンパワーメント・トレーニング)=「自己能力獲得トレーニング」の実践授業が行われ、写真はその一つの「音楽」の授業です。
トーンチャイムという一人では演奏できない楽器を使って、生徒達に馴染みの深い曲を演奏することにより、アンサンブルの楽しさを味わわせると共に、互いの音をよく聴き合い、相互に意見を出し合いながら、協力して一つの曲を創り上げる過程で、コミュニケーション能力を身に着けるという学習目的になっています。二つのグループがそれぞれ、「TUNAMI]と「パッフェルベルのカノン」を披露してくれました。
公開事業の後は、これまでの取組全般について、パワーポイントを使って報告がなされました。
発表終了後、校長室にて、この学校での主体的役割を果たして来られたスーパー先生の山口先生も交え、意見交換。この日野高校での実践を如何に県下の他校へ広げていくかについて、現場と議会とのベクトル合わせを行いました。
昨年末の、議会質問で取り上げさせて頂いた「発達障害児童生徒の特別支援教育」の課題。
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一般質問12月8日
議会の中でも、より議論を深めつつ、課題解決に向けて、超党派=すなわち「議会」として取り組んで行きたいと思います。