「議員活動日数75日少なすぎ?」
との見出しに始まり、その内容はというと、本会議や委員会活動への出席日数が年間平均で75日であり、委員から「民間と比べたら少なくて理解してもらえないのでは」という声が上がったというもの。
こういう記事が出ると、それこそ、「議員なんかクビにしろ!」とか「給料ドロボー!」などと言った極論が出かねない(一部にそういう声が既にありますが)ので、反論しておきます。
まず、
知事召集のもとに、定例会に出席、また、各所属の委員会に出席(県内・県外行政調査を含む)している日数は、上記の通りでその部分は事実であります。
しかしながら、常在県庁の知事と違い、議員は普段の活動ベースが選挙区であり、また県内全般でありますから、県議会に出向いている日のみを取り上げ、「活動日」とし、その日数を持って「民間と比べ働いていない」とするのは全く誤りであります。
土日には、地域の住民の代表として、各種催事に出席し、またちょうど、昨日のような台風等の自然災害の発生する恐れがある場合は、精神的には有事に備え待機しておりますし、肉体的にも、全く自主的に雨の降る中、川の増水状況をパトロールしに回ったりもしております。
これから収穫シーズンですが、農作業されている地域の方と農道脇で出会った時は、今年の生育状況を尋ね、また農政全般の課題について、短い時間であるかもしれませんが、「現場」の声を拾い集めております。
就職をむかえるお子さんを抱えている親御さんからは、就職活動や、あるいは職業選択についてのアドバイスを求められ、現在の社会状況を考えながら、そしてそのお子さんの適性なども考えながら、どういう道が良いのか、膝を交えて長い時間話し合ったりもしております。
自宅にいる時とて、暇なわけでは決してなく、議会での質問に備え、それこそ膨大な資料を読み込み、またネットも駆使しながら、情報の収集、そして原稿の推敲と頭をフル回転にして活動しております。
基本的に「年中無休」です。
そういう「日」や「時間」は上記の「75日」には含まれません。しかしこれらも議員としての日常活動です。
議員の活動が見えないという批判もあり、それは一定我々も反省すべきことはありますが、ではこのブログなり、他の媒体で、全てを「書ける」かというとそれもまた無理な話であります。
先ほどの就職相談にしても、詳しい話を書けば、個人が特定されてしまいますし、写真一つアップするのでも気を使うこともあります。
細かいことに気を使いながらも、その解決に向けて、日々地味に活動しているのが、地方議員というお仕事だと思います。
派手さは無くとも、気づいたらいつの間にか、地域なり、県全体が少しずつではあるが良い方向に進んでいた。そんなところではないでしょうか。
ただ、そんな中でも、定例会の代表質問なり、一般質問は、日々の地味な活動の集大成の場でもありますので、ライブでの傍聴また、ネットでの中継も含めて、多くの県民の皆さんに関心を持って頂きたいと思います。
私が言うのもなんですが、全議員さん、それぞれ「個性」はありますが、皆さん「真面目」に活動されていますよ。