ということで、この日曜日は各地で防災訓練が実施されたとの報道が本日もなされておりましたが、
当地東近江市においても、市主催の防災訓練が実施されました。
いつもは純粋な来賓として出席させて頂いておりますが、本年は消防団の出役がありましたので、地元の分団員として早朝より訓練に参加しました。
日曜日の早朝に、鈴鹿西縁断層帯を震源とする地震が発生したとの想定のもと、昨年オープンした布引運動公園をメイン会場に、周辺自治会住民さんや、各種団体、各行政機関、消防団などが大勢の参加者のもと訓練は実施されました。
さて、我が分団は、「水防訓練」が担当となっておりましたので、住民さん代表の方々、そして建設業協会の皆さんと共に、土嚢つくりと土嚢積みの実践訓練を行いました。
消防団も二人一組のペアになり、一人がスコップで土をかき入れ、もう一人が袋をしばり、搬送する。その繰り返しで手際よく、土嚢を作製。
その名の通り、「月の輪工法」。半月状に土嚢を積み上げ、間に盛り土を行い、しっかり固めていきます。
仕上げに排水パイプを建設業協会の皆さんが設置頂きました。
会場内の各エリアでは救命救急、避難所設営、炊き出しなど様々な訓練が同時併行で実施されていきますが、この防災訓練での見せ場の一つが、ヘリコプターによる、救急搬送訓練。
本年は県防災ヘリではなく、県警ヘリを使っての搬送が実施されました。
グランド上空でホバリング待機。その後、隊員が降下します。思った以上に風が強い。グランド脇のテントも我々消防団でしっかりホールド。
救急車からリレーされてきた、患者さんが、隊員によってヘリに引き揚げられ、そのまま搬送されました。
その他にも、東日本大震災の教訓を受けて、災害ボランティア活動実施訓練
地元消防署&消防団協力による、放水・鎮火訓練などが実施され、午前9時半に、無事訓練終了となりました。
訓練の成果を発揮する日が来ないことを毎日祈るばかりですが、
それでもやはり「備えあれば憂い無し」であります。
訓練に参加されなかった多くの一般市民の皆さんも、この防災週間、身の回りの防災について、じっくりと考えて頂きたいものです。