国宝の松本城の壁にもヒビが入り、ブロック塀や、民家の外壁、屋根などの物的被害に加え、
重軽傷等の人的被害も少数ではありますが出ました。
「生まれて初めての経験」
「本当に怖かった」
など、多くの市民の方が、テレビのインタビューに答えておられましたが、
今回の地震の震源近くには、
糸魚川-静岡構造線断層帯に属する、
「牛伏寺断層」が存在し、
巨大地震の発生が危惧されています。
文部科学省のこれまでの調査結果によると、
今後30年以内の地震発生確率が、我が国の活断層の中では二番目に高い14%となっており、また、
今後数百年以内にM8程度の規模の地震が発生する確率が高い、とされています。
内陸部の大規模地震としては、120年前の濃尾地震が有名ですが、牛伏寺断層が動き、直下型地震が発生すれば相当な揺れと被害が発生すると思われます。
今回の松本での地震、
一過性のものでなく、しばらく警戒が必要と思われます。
と、同時に、本県も含めた、内陸部の活断層に対しても、いよいよ警戒していかなければならない、
個人レベルでも、地震への備えは本当に急務と思われます。