人の消費行動を見てみると、
「脳」で認識しない限り、「買う」という行動には出ないわけです。
消費行動に限らず、人間の全ての営みに言えることでありますが。
先日、「地域ブランド」の質問の時に、引用させて頂いていた、電通の調査報告書の記事が、
毎日新聞に掲載されていましたので、
転載致します。
イメージ調査:滋賀「印象なし」 首都圏「地味」など酷評--県調査 /滋賀
県が首都圏や関西などで滋賀のイメージ調査をしたところ、県外では「地味」などとほとんど印象がないという答えが最も多かったことが分かった。別の全国調査では近畿で行ってみたい府県ランキングで最下位になった。県は「母なる湖のある県として誇ってきたがショック。県内と県外の印象がこんなに違うとは思わなかった」と肩を落としている。
調査は昨年1月、県内と首都圏、関西、東海で実施。350人ずつ計1400人から回答を得た。
結果によると、滋賀の印象について県内では半数が「落ち着く」「癒やされる」などと答えたが、首都圏ではほとんどの人が印象を持っておらず、約3割の人が「地味」「あまり知られていない」などと回答。「京都や大阪に近い」という魅力を感じていた人は、関西圏でも2割以下にとどまった。
信楽焼や近江米も首都圏や関西ではそれほど知られていないことも判明。選択肢とした名産・名所など40項目のうち、首都圏で認知度が50%を超えたのは琵琶湖(約63%)と近江牛(同)だけだった。
また、関西経済連合会が昨年全国で実施した調査では、近畿地方で行ってみたい府県ランキングで福井、三重、徳島を合わせた2府7県のうち、滋賀は複数・単一回答とも最下位だった。
先月、滋賀・琵琶湖ブランド推進協議会を立ち上げた県は、今年度末までにブランド戦略を打ち出したい考え。県企画調整課は「宣伝だけでなく、ブランドとして定着させなければ忘れ去られてしまう。県民にも滋賀県の魅力に目を向けてもらう機会になれば」と話している。【稲生陽】
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◇滋賀県のイメージ(%)
県内 首都圏 関西 東海
落ち着く 56.9 11.7 13.4 14.0
癒やされる 44.0 11.4 19.7 13.1
あまり知られていない 19.1 30.3 19.1 26.3
こういう事情もあり、
「近江」の名前をもっと使えと
主張させて頂いております。
司馬遼太郎さんが御存命なら、
きっと
「近江県」
あるいは
「近江国」
の復活構想については
強力なバックアップをして頂けたと思います・・・
「街道をゆく」
是非一読あれ。