NHKが力を入れているだけあって、
ドラマとしてのクオリティは高いと思います。
司馬遼太郎の原作本は、学生の頃から通算して、もう7回くらい読んでいるでしょうか。
その原作の雰囲気が十分伝わってきます。
ナレーションに渡辺謙さん使っているだけでも豪華ですが、
秋山好古役に阿部寛さん、
秋山真之役に本木雅弘さん、
正岡子規役に香川照之さんなど、
気合の入った布陣です。
特にこの三人は、なんとなく本人にも雰囲気が似ており(特に香川さんは子規の写真を見るとよく似てます)
よりリアルなドラマに仕上がっているように思います。
適度に流れてくる挿入歌のサラ・ブライトマンも映像によくあってると思いますし。
このドラマ、
スペシャルドラマということで、三ヵ年に分けて放送されるということですが、
今、日本全体が、経済危機で不況の波にもまれ、閉塞感が漂っているというタイミングでの放送は、
また何か運命的でもあり・・・
個人的には、山本権兵衛や高橋是清の苦労話の辺りはリアルに描いてもらいたいなと思います。
あと、
戊辰戦争、賊軍の生き残り、元桑名藩士、立見尚文中将に光を当ててもらいたいなと。
今年の大河ドラマ「天地人」は
途中から、ラストにかけて???
だっただけに、
どっしりとしたドラマを期待します。