私は、委員ではありませんが、委員外議員として、3部局の審議を傍聴しました。
部局別の資料では、歳入、歳出の細かな数字が、ずらっと列挙されています。
「主要施策の成果に関する説明書」には、事業内容の説明と、その成果についての記述が、政策調整部を初めに、部局別に並んでいます。
成果については、一部にベンチマークを設定して、評価している項目もあるものの、抽象的な記述にとどまっているものの見受けられ。というか、「成果が無かった」「効果があまり無かった」というマイナス表現は無く(この世界では当たり前?)、「やりました」「できました」「務めた」で大体結ぶという感じ。
企業だと、決算書というと、それこそ、ドーンと現実が突きつけられるわけで、ある意味わかりやすいわけです。
個々人のがんばりや、組織としての事業改善などが上手くいけば、それは業績アップという形で数字に表れてくるし、付随して個々人にも、給与や賞与の形で還元されます。逆に、不振の時は、「赤字」や業績ダウンの形で、これまた数字に表れ、給与や賞与がダウンするという形で結果が目に見えてくるわけです。
いい時ばかりでなく、経済全体と同じく、波がある中で、いろいろな創意工夫、必死感、真剣な議論、やる気、改善が生まれてきて、それで組織が活性化し、いいサイクルが回り出していったりするわけですが。
「できなかった」
「ここが足りなかった」
「一定成果が見られたが、○○の点は改善の余地があると思われる」
というような文言がもっと並んでよい、並ぶべきと考えます。