「素敵な宇宙船 地球号」
を見てました。
本日のお題は
「東京ふしぎ水探検」
昨年の秋まで、東京におり、地下水・温泉資源開発の仕事をしていたので、この手の話題にはどうしても反応してしまいます。
番組の中でも紹介していましたが、東京って意外に湧き水、名水の類が多いんですよ。
それも西部の山の奥地とかでなく、世田谷、杉並などの平野部の真ん中で。
仕事していた時もそうやったけど、東京の人でも知らん人は多かったです。
東部エリアは、河川水から水道水作ってるけど、いわゆる三鷹、国分寺、府中、武蔵野などの市部の水道水は、井戸からくみあげた地下水です。
この地下水はもともとすごく良質な水なので、ほとんど処理する必要もなく、なのでこの辺りの水道水は美味しい上に、造水コストが低いため、水道代も安いんですね。
東京に住む場合、「水」にこだわるなら、これら市部をお勧めします。おまけに緑も比較的多いし。
さてさて、
番組の中では、東京の地下水ができあがるメカニズムを地質的な東京の歴史をもとに解説しておりました。
その中で併せて、東京の温泉の話題も。
東京の温泉というと、これも特徴的なのが
「黒湯」
と呼ばれる、有機物が溶け込んだ、塩化物泉、重曹泉。
見た目は黒湯の名の通り、コーラというか醤油というか真っ黒なんですが、入ってみると意外にお肌スベスベになり、女性にも好評。
大田区や品川区の銭湯は、昔からこの黒湯を使った温泉銭湯なんですわ。
最近、そのレトロな雰囲気がまた見直されているようで。
ちなみに東京ではこんなところを手がけさせて頂きました。
大谷田温泉「明神の湯」
亀島川温泉 新川の湯 ドーミーイン東京八丁堀
大谷田温泉は地下1300m
亀島川温泉は地下200m
からそれぞれ温泉が湧出しています。
今もそうですけど、これらの案件手かげてた頃は、東京の温泉がちょっとしたブームで、私自身も出版社、マスコミの取材をよく受けました。
雑誌「Hanako」や英字新聞「The Japan Times」に実名で登場させて頂いたのも、今ではいい思い出です。