滋賀県議会

山普請-TPPを考える

今朝は自治会の「山普請」に参加。

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少なくとも江戸時代から続いていることは明らかなこの行事。かつては山腹から涌き出る水を、農業用水として使用するため、水路を維持管理していたことに由来します。

近代の土地改良終了後は、農業用排水路の堆積土砂上げが主な作業となりますが、これがなかなかの重労働。

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農業は、本来の「食料生産」という価値以外に、「水源涵養」「洪水防止」「土壌環境維持」「気候調節」「景観保持」等の様々な「多面的機能」を有しており、その金銭的価値は莫大にのぼりますが、こうした機能の維持は、日本各地で我々の様な集落活動によって成り立っております。

当たり前の話ですが、カリフォルニアで生産される「カルヒカリ」では、日本における土地に根付いた「多面的機能」を発揮することは出来ず、また、当然ながら、価格に、そのコストもオンされておりません。

非農家や都市住民の「消費者」が、こうした事をしっかり理解してくれれば、TPPを巡る諸課題も自ずと解決するでしょう。

あなたと共に
滋賀県議会
by ohminohito | 2015-04-19 23:32 | 滋賀県議会 | Trackback

滋賀県議会議員 木沢成人 が日々の活動等を記しています。滋賀県議会会派「さざなみ倶楽部」幹事長。東近江市蒲生赤十字奉仕団団員。近江市消防団員。日野ライオンズクラブ理事。滋賀県がん対策推進議員連盟幹事。彦根東高、早大卒。


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