初日の27日は午後に富山市役所を訪問し「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」について調査。担当者からパワポ資料で説明を受けました。滋賀県で現在策定中の「滋賀交通ビジョン」の参考とする為の調査です。
市役所前では自転車市民共同利用システム「アヴィレ」のステーションなどを見学。
また次世代型の路面電車であるLRT「セントラム」にも乗車しました。
二日目、28日はまず金沢21世紀美術館を訪問
文化を活かしたまちづくりについて調査。こちらも現在、滋賀県では「新生美術館」建設に向けての議論を進めているところであり、その参考とするための調査です。
全面二層ガラス張りの平屋円形の建物です。
水中人と対話のできる、こんな面白い作品も。
その後は、金沢市民芸術村へ。
ここは元紡績工場の跡地で、レンガ作りの建物を保存活用し、様々な芸術活動の拠点スペースとして利用すると共に、市の防災避難拠点としても機能する複合施設です。
午後は、石川県庁を訪問し、北陸新幹線の開業に伴う情報発信戦略や、並行在来線の問題について担当者よりヒアリングを実施しました。
総括ですが、
富山市や金沢市の事例は、立地や既存のインフラ等の条件が非常に恵まれた中での、プラスアルファの試みである為、単純に滋賀県に当てはめる事ができるものではないという事も実感しました。しかしながら、そのようなプラスアルファのアイデアとそれを具現化していった中には、強い政治のリーダーシップがあった事も事実であるので、そこは十分見習わなければならないとも実感。
新幹線のPR戦略については、「人」の力、特に人脈をフルに活かしているという印象で、こういう部分は滋賀県にはまだまだ足りないなと実感。
学びと気づきの多い二日間でした。