昨日の県議会では、私も提案者に名前を連ねた知事の兼務解消(知事職と国政政党の役職)を求める決議案を、反対にまわられた「対話の会」(5名)を除く38名(定数47 欠員1 議長及び欠席者2名は採決に加わらず)の賛成多数で可決しました。
私は採決に入る前の討論で「全国で獲得した340万余りの比例票による、県民を含めた国民の国政への付託に応える為にも、知事職を辞し、党務に専念すべき。例え議席において少数政党であっても有権者の付託を裏切ってはならない。国権の最高機関である国会の議席の重みを正しく認識すべき。 国政への関与は日本国憲法と関連する法律に基づいた、正当な手続きのもと進めるべき」という論旨で、決議案に対する賛成討論を行いました。詳細こちら↓クリック
決議提案説明及び討論12月26日
これは、11月26日に知事の新党結成問題が浮上して以来、首尾一貫、主張している、私なりの「筋」論であります。
しかし、夕方実施された知事の記者会見の内容に「唖然」
「年内に平和的分党を目指す」との知事発言。
「『未来』の党名は嘉田氏側に残す代わりに、9億円弱の政党交付金は小沢氏側に渡す」ことで大筋合意と今朝の新聞報道にあります。
知事が、憲法や地方自治法や公職選挙法に必ずしも明るくないのは今議会で明らかになりましたが、「政党助成法」や「政治資金規制法」なども同じなのでしょうか。
この場に来ての、更なる小沢氏側の策(年内に別れよう)の意味をどこまで理解して行動されているのか。
小沢氏側の言い分としては「選挙資金や選挙運動など選挙の実質はこちらが担ってきたんだ。あなた、立候補もせずに、従って議席も無いし、国会運営の経験も実績も無いのに、これ以上偉そうな事言わないでくれ!」という所でしょう。なるほど。
既にSNSなどの議論で、「選挙詐欺だ!」「票返せ!」「有権者を裏切るな!」などの発言が飛び交っています。「未来の党」に期待をされ、投票された方からすれば、まさにおっしゃる通りです。
だから、選挙戦に入る前に「国政に参画したいと言うなら知事を辞職して、党首であり候補者として選挙を戦うべきだ!」と私は申し上げたのです。
昨日時点で、国会に議席のある党首であれば、このような事態は防げたでしょう。
知事、ある意味、もう責任なんて取れない事態ですよ。
今後、この問題は国会の場での追及というステージにも進んでいくのでしょうか。。。
票を奪い合ったと推察される、民主党、みんなの党、共産党、社民党さんなどは黙っていられないでしょうね。「国会」の権威にも係わる問題となってしまいました。
先ほどネット配信されたニュースでは、「未来の党」から「生活の党」への党名変更と代表者の変更(新代表は森ゆうこ氏)届が総務省に提出されたとのこと。
憲法の理念も何もあったもんじゃない状態です・・・