現在、JR西日本の京都エリア(隣接する本県も含む)では、「地域色」と称して、車両の塗り替えが進んでいる。そのカラーというのが「濃緑」通称「抹茶色」で、この列車が走るのが、何と本県の茶所、甲賀市を通る草津線。
まさに「近江茶」の本場を「抹茶色」電車が走るのである。そしてその到着点が国際的観光都市の京都駅。国内外から多くの人が集まる巨大駅。この「機会」を活かさない手はないだろう。
実は、昨年、滋賀県はJR西日本と自治体では初の「包括的連携協定」を締結しており、駅や鉄道を活かしたまちづくり、観光振興を推し進めることになっている。地域ブランド振興もその協定項目に掲げられているのである。
そういうことなら、この「抹茶電車」にそれこそ「近江茶」のヘッドマークやラッピング広告貼り付けて、毎日ガンガン、京都に送り込めばいいではないか。それでこその「協定」だと思う。
英語のロゴやコピーは、外国人の目も引くだろうし、まさに日本の茶業発祥の地としての「近江」&「近江茶」のブランドイメージもアップできるだろう。せっかくなら、地元の県立信楽高校のデザイン科の高校生に、ヘッドマークやラッピングのロゴなんかのデザインお願いすれば良いと思う。その事自体にも話題性があるではないか。
農政水産部×土木交通部×教育委員会のまさに横つなぎ、庁内連携として、ぜひ推し進めて頂きたい。