昨日は、朝から地元の老人クラブのスポーツ大会に出席して、その後、市内の数箇所を周り、午後の予定に備えて、一旦自宅に戻ったのですが、ちょうど11時前だったので、空を仰ぎ見てみることに。
使い古しのプリペイドカードのピンホールから、サングラス掛けて太陽を見てみると、グングン三日月状に欠けていくではないか。
関西地区での最大となる時間には、しっかりと三日月状の太陽が観測できました。
家に入って、テレビをつけて見ると、NHKで生中継をやっておりました。
太平洋上の船上からの中継と、
もう一つは、硫黄島からの中継。
私的には、
この
「硫黄島」
からの中継が印象に残りました。
NHKのアナウンサーが立つ海岸線からは、遠く、あの激戦で有名な擂鉢山が見えています。
そして、その海岸線には、朽ち果てた艦船が今も船首をさらしています。
日食が始まり、皆既の状態に近づくと、
辺りがどんどん闇につつまれ、
遠くの水平線が夕焼けのごとく、オレンジ色の光を放ち、
遂には天空に、フレアをたなびかせた、黒い太陽が。。。
絵としては、何んとも幻想的で、神秘的であります。
あの絵だけ見れば、
ここが、60数年前に、日米両国が大激戦を繰り広げた戦場であったとは誰も想像がつかないでしょう。
しかしながら、
今も多くの将兵が、祖国に帰ることなく
地熱に咽ぶ、あの大地の下に眠っているのもまたゆるぎない事実であります。
数多の魂は何を思い、昨日の太陽を仰ぎ見たのでしょうか。。。。